【高額療養状況の届⑤】同一の世帯※で、②の療養年月日を起算月として過去1年間に・・・・
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さあ、高額療養状況の高額療養状況の届も、もう今回で完成です。最後の⑤ですね。
長かったですけれども、その分丁寧に解説をしてきたつもりです。
まずは⑤に書いてある説明書きの文章をそのまま引用します。
⑤同一の世帯※で、②の療養年月日を起算月として過去1年間に医療保険各法により高額療養費を支給された、又は支給される予定の回数を記載してください(該当の回数にV印を付けてください。)
※ここでいう「同一の世帯」とは同じ健康保険証(組合員証)に加入されている者をいい、生計が同じ世帯であっても「同一の世帯」にはならない場合があるので御注意ください。
どういうことでしょうか。
今回も分解してひとつずつ理解をしていきたいと思います。
●同一の世帯※で、
※ここでいう「同一の世帯」とは同じ健康保険証(組合員証)に加入されている者をいい、生計が同じ世帯であっても「同一の世帯」にはならない場合があるので御注意ください。
・・・同一の世帯とは、実際に生計をともにしている世帯のことを指すのではなく、健康保険上の同一世帯を指すといっています。例えば、両親が共働きでそれぞれ別々の会社に勤めている場合などは、それぞれご両親は別の健康保険に加入しています。お子さんがどちらの健康保険で被扶養者の扱いになっているのかによってどちらかの世帯の扱いになりますので、生計が同じ世帯であったとしても健康保険上の同一世帯にはならないということです。
今回の例でいれば山田太郎さんはお父さんの山田太一さんの健康保険に加入していますが、お母さんが同じ保険に入っているかどうかは、世帯の状況によって異なるということですね。お母さんが専業主婦であれば同じ保険に加入することになるのでしょうけれども、お母さんが別にフルタイムに近い働き方をしていたらお母さんは別の健康保険ということがありえまます。ここで聞かれているのは、同じ生計、一緒に暮らしている家族の中でということではなく、健康保険上の同一世帯(被保険者、被扶養者の関係)の中でということになります。
●②の療養年月日を起算月として過去1年間に
・・・②の療養年月は今回7,000点を越える療養があった月でしたね。
そこを起算月として過去1年間を確認するわけです。
今回の例で言えば、平成30年7月が②の療養年月でしたからそこを起算月として過去1年間ということになります。
ですからこの例で言えばH29.7/1~H30.6/30までの間にと言うことになります。
この例を参考にご自身で②の療養月をみて、過去1年間を確認してみてください。
●医療保険各法により高額療養費を支給された、又は支給される予定の回数を記載してください(該当の回数にV印を付けてください。)
・・・この期間に高額療養費に該当したようなものがあった場合にはその回数にチェックを入れてくださいということです。支給された、または支給される予定と書いてあるのは、既に手続きをして支給を受けたものもまだ手続きをしていないけれどもこれから手続きが可能なものも含めて何回かという意味です。
今回の例で言えば、おけがをした山田太郎さんが実は過去1年以内にも怪我をして入院をしていたとか、お父さんの山田太一さんが、過去1年以内に病気で手術を受けたとかそういった場合が該当します。
該当がなければ該当なしにチェックを入れます。
最後に高額療養状況の届に記入をした年月日、保護者氏名の記入があります。ここでいう保護者とは、
「被災児童生徒等が加入している健康保険証の被保険者になります。国民健康保険加入の場合は、世帯の代表者たる世帯主(納税義務者)、被災生徒が独自に生計を立てている場合は本人」でしたね。今回は山田太一さんのお名前をいれます。
さあ、完成しましたね。
これであなたのお手元には完成した高額療養状況の届があるはずです。
もし、まだ完成していない、不明な点がある場合はお問い合わせから御連絡ください。
出来る限りお答えしたいと思います。
お疲れ様でした。